• HOME
  • デザイン
  • Webデザインの質を高めるための方法 デザインレビューについて

2017.8.1 デザイン

Webデザインの質を高めるための方法 デザインレビューについて

イトクロのデザインチームでは、デザインの質を高めメディアサイトをより良いものにするために、デザイン作業が発生するすべての案件において「デザインレビュー」を実施しています。
今回はそのデザインレビューをどのような方法で行っているかご紹介します。

※イトクロのデザインチームの構成はデザイナー7名(内マネージャー1名 2017年8月現在)おり、案件は企画チームから依頼を受け、主に自社メディアサイトの改善や機能追加に関わるデザイン・コーディングを行っている状況を前提としてます。

なぜデザインレビューを行うのか

デザインレビューを行う目的は、前述の通りデザインの質を高め、「メディアサイトをより良いものにするため」のゴールに向けた方向調整と位置付けており、「ゴールに向けて正しい方向に進んでいるか」、「もっといいゴールがあるのではないか」を分析し、デザインを改善していきます。

デザイナーはただ作るだけではなく、なぜそのようなデザインにしたのかデザインを言語化し、分析や検証を行うことで、企画チームや開発チームと共にゴールを目指していく必要があります。
同時にデザインレビューでは、表面的ではない本当の意味でのデザインスキルを上げるのにも寄与します。

レビュアー・レビュイーの心構え

レビュアーとはレビューする人、レビュイーとはされる人のことです。
デザインレビューを円滑に行い、さらに効果を高めるために、レビューを行う上での心構えと、レビューの良い伝え方悪い伝え方の例を提示しています。

心構え

  • 常にゴールを意識する
  • レビュアー・レビュイー共に「ゴール」「ペルソナ」「シナリオ」を明確にする
    (「ゴール」「ペルソナ」「シナリオ」にズレがあることが問題ではなく、お互いに認識していないと的外れな議論が行われる危険性があるため)
  • レビュー前のデザインは、主観的な状態であることを自覚する
  • レビューはデザインの修正が目的ではなく、そのデザインが目的を達成するかどうかを判断する
  • できるだけ思い込み(主観)や制約を排除し、ゴールへ近づくための理解を促す
  • うまくいっているところも指摘をし、正しい方向に進んでいることの理解を促す
  • レビューはあくまでも一つの見解であり、そのレビューによって選択肢を広げるものである

×レビューの悪い伝え方の例

  • 目立たないのでこの文字をもっと大きく。(方法)

伝え方の悪い例では、背景を伝えず指摘だけを伝えているため、なぜ修正しないといけないのか分からないままになり、レビュイーの視野が広がりません。

○レビューの良い伝え方の例

  • 離脱を防ぐためには、(ゴール)
  • 初めてサイトに訪れ、○○○に感じ、○○○な行動をとっているユーザーに対し(ペルソナ)
  • ○○○な行動を促せば、離脱が改善されるのではないか。(シナリオ)
  • ○○○な行動を促す為のひとつのアイデアとして、目立たないのでこの文字をもっと大きくするのがよいのではないか。(方法)

伝え方の良い例では、その改善点を提示するに至った背景を詳しく説明しています。
このように方法だけではなく、ゴール、ペルソナ、シナリオを伝えることで、議論の余地が生まれ、お互いの視野が広がりより良いゴールを目指すことができます。

デザインについて指摘されると自分が否定されているように感じ、冷静な判断ができなくなる事があるかと思いますが、あくまでもその人に対してでなく、目的を達成するためのデザインに対するレビューであって、それがゴールへ向かっているのかお互いに検証することが目的です。

デザインレビューの具体的な実施方法

デザインレビューはデザインの質を高めメディアサイトをより良いものにするためのゴールに向けた方向調整を行うものですが、実際にはテキストの修正やバナーのリサイズなど、レビューが必要なの?という細かな案件も少なくはありません。
そこでイトクロのデザインチームでは下記のように、デザインにかかる工数によりA案件とB案件に分け、それぞれレビューの方法や目的を変えてレビューを実施しています。
また、業務量との兼ね合いで時間を取れないこともあるため、なるべく簡略化し、お互いの負担にならないような工夫もしています。

A案件 B案件
基準 デザイン工数が
3h以上の案件
デザイン工数が
3h未満の案件
目的 最適解を探る 表面上のデザインの質向上
体制 レビュアー2名 レビュアー1名
レビュー方法 レビュアー2名の考えをまとめてから、レビュイーに伝える チェック表を用いてチェックする
レビュー回数 何回でも
(お互い納得するまで)
1回
(再レビュー不要)
伝達方法 必ず口頭で伝え、ディスカッションする テキストチャットや口頭

以上のように、イトクロのデザインチームでは、表面的ではないデザインを視る力や考える力、説明する力を、デザインレビューを通して高め合っています。

現在イトクロでは、エンジニア・デザイナーを募集しています。
ユーザーファーストで価値のあるサービスを提供していきたい方、
技術を磨いていきたい方、ぜひご応募ください。

エンジニア募集中!
  • twitter
  • はてなブックマーク